ネットワークにおいて、LANとWANがあります。
今回は、LANに着目して、図を用いて初心者にもわかりやすく解説します。
LANとWAN
ここではLANとWANについて紹介します。
LAN
LANはLocal Area Networkの略です。
ローカルエリアという略からも読み取れる通り、狭い範囲のネットワークを指します。
目安としては、事業所やオフィスの中のネットワークがLANに該当します。
WAN
WANとはWide Area Networkの略です。
ワイドエリアという略からも読み取れる通り、広い範囲のネットワークを指します。
目安としては、東京と大阪をつなぐネットワークがWANに該当します。
LANの接続形態
では、LANを構築する際、各コンピュータはどのようにつなぐのでしょうか。
代表的な接続形態として、3つあります。
スター型
ハブを中心として、放射状に各コンピュータを接続する形態。
100BASE-TXや1000BASE-Tいう規格で使われています。
ケーブル配線が比較的自由度が高く、家庭でもっとも一般的に使われているLAN形態。
ハブがダウンするとすべてにネットワーク障害が発生します。
しかし、ノードに障害が起きても、残りのノードには影響が起きません。
バス型
1本の基本となるケーブルに、各コンピュータを接続する形態。
10BASE-2や10BASE-5という規格で使われています。
レイアウトがシンプルであり、すべてのデバイスを1本のケーブルで接続できるため、小規模なネットワークに向いたコスパの高いネットワークです。
しかし、ケーブルが1本であるため、断線などの障害が発生すると、すべてのノードに影響が出ます。
また、データは同時に2つの反対方向に送信することができません。
リング型
リング状に各コンピュータを接続する形態。
トークンリングという規格などで使われています。
どこか一つでも障害が発生すると、ネットワーク全体がダウンします。
また、データは一方的にしか移動しません。
しかし、一方的にしか移動できないため、衝突のリスクが軽減され、エラーなしでデータを損失することなく受信できます。
現在のLANの主流はイーサネット
現在LANの規格として最も普及されているのはイーサネットです。
では、イーサネットとはどんなものなのでしょうか?
イーサネットとは
イーサネットとは、コンピュータや電子機器をケーブルでつないで通信する有線LANの標準の規格です。
IEEE(米国電気電子技術者協会)によって標準化されていて、接続形態(スター型、バス型など)や伝送速度ごとに規格がわかれています。
まとめ
LANはローカルエリア、WANはワイドエリアで使われるネットワークです。
LANの接続形態は主に3種類あり、スター型、バス型、リング型です。
規格としては、イーサネットが主流であることが分かりました。
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